阿修羅道 (Asura Realm)
神通広大なる衆の火と、人後に落ちまいとする嫉妬の深淵
"修羅道の衆生は天人の福報と大神力を有するが、嫉妬心が熾烈で、瞋恚に満ち好戦的であり、昼夜問わず天界と資源を争い、終わりのない戦火と心の傷の苦しみに陥っている。"
感召業因と宇宙の法則(なぜこの道に入るのか?)
阿修羅道に生まれ変わる直接の業因は、生前に善事を好んで行い、気前よく施しをし、寺院を建て道路を整備するなど大きな功徳を積んでも、心性が極度に「勝ちを好み、人の下に甘んじない」ことにある。他人の名声・富・才学が自分を超えているのを見ると、内心は毒火に焼かれるように苦しむ。疑い心が非常に強く、揉め事を好み、功を争って過ちを人に擦り付ける。善業によって大いなる福徳の身を得るが、闘争と瞋意に満ちているゆえに修羅界に入る。
現代心理学の投影と現世の人相の特徴
現世における阿修羅の原型は、多くが極めてカリスマ性と野心を備えた企業の役員、指導者、または巻き王(過度な競争心を持つ人)である。彼らは精力に満ち、実行力が非常に強く、勝利に対して病的な執念を持つ。しかし人間関係は緊張しており、パートナーや協力者に対して防御的で猜疑心が強く、しばしば他人が自分を軽視しているか裏切っていると思い込む。彼らは些細なことで滔々たる怒りを燃やし、終わりのない「仮想敵との戦争」の中に生きており、神経系は長期間にわたって高圧の戦闘準備状態にある。
占星術の刻印と宿世の業の痕跡
八字には常に七殺が天干に透出して制御がなく、羊刃・傷官が重なって現れ、火と金が相戦するか深刻な刑衝を帯びる。西洋星盤では火星(Mars)が冥王星(Pluto)またはリリス(Lilith)と密に合をなし、月と90度の刑衝を形成する。ヴェーダ星盤ではラーフ(Rahu)が第一宮または第十宮に入り、野心は天を呑むが内心は焦燥に苛まれる。
天人五衰(極楽から転落する危険)
阿修羅は神通力と妙楽を持つが、常に諸天と戦うため、肢体はしばしば切断・損傷される。男性の阿修羅は顔つきが極めて凶悪で恐ろしく、女性は美しいが、しばしば感情的な嫉妬や寵愛争いの苦しみに陥り、終日、嗔恚の火に心を焼かれ、死後はあまりに重い殺戮と嗔恨のゆえに無間地獄へ直堕する。
超脱の対治法門と即時運命転換の真訣
対治法門は【随喜讃嘆を修め、勝負心を消し止め、慈悲と忍辱を修めること】である。他人の昇進、富、円満を見るたびに、心の内の嫉妬と値を踏む心を強いて断ち切り、真心を込めて「随喜讃嘆、その円満がさらに増さんことを」と心の中で唱える。好戦の火を、自身の貪瞋痴を調伏する恐れなき気迫へと転じ、宇宙の大道のはからいに自ら従うこと。
宿命への執念を打ち破り、基盤となるマインドアルゴリズムを作り直す
六道は迷信的な宿命ではなく、潜在意識の中の貪瞋痴の盲点を見抜くものだと知る。八字四柱、ヴェーダ D60 チャート、そして現代のシャドウワークを通じて、低周波のカルマの循環から完全に抜け出す。